“人々の歯と口の健康を守る”ことを使命とする歯科医師は、
世の中がどれだけ移り変わったとしても
常に地域医療に携わる、たいへん尊い職業です。
4人に1人が高齢者である超高齢社会の我が国においては、
その重要性はますます高まるばかり。
今後さらにやりがいを増していく歯科医師を目指し、
伝統ある奥羽大学歯学部で、夢の第一歩を踏み出してください。
歯科医師というと、“むし歯を治す職業”というイメージがありませんか。 もちろん、むし歯・歯周病など歯の治療は大切な職務ですが、 近年、歯科医師の活躍するフィールドは大きく広がってきています。
予防歯科やインプラント、小児歯科から、 口腔がんなど口・舌・顎の病気の治療やサポート、 口もとの見た目を整える矯正・審美・ホワイトニングまで。 “口腔領域全体の専門家”として、人々の歯と口の健康を守ることこそが これからの歯科医師に求められる使命と言えるでしょう。
超高齢社会を迎え、口腔内の健康維持が命にすら関わってしまう今、 歯科医師が果たすべき役割は、ますます重大になってきています。 決して楽な職業ではありませんが、 人々からの需要が尽きることなく、重責に見合ったやりがいや収入も期待できる。 それが、将来性豊かな歯科医師という職業なのです。
「歯科医師は多すぎる」という話も耳にしますが、全くの誤解です。歯科医師の就職率(個人開業を含む)は100%。就職難の時代でも大変心強い資格です。また、歯科医師の約6割(2015年時点)が独立・開業をしているなど、キャリアアップも望める仕事なのです。
「定年後、元気でも働く場所が見つからない」と悩む人々も多い昨今ですが、歯科医師の場合はどうなのでしょうか。歯科医師免許にはライセンスの更新がなく、定年もありません。
勤務している歯科医師の平均月収は、20代で約35万円、30代で約50万円(厚生労働省「平成27年賃金構造基本統計調査」)。日本人の平均月収と比べて、収入面でもとても恵まれています。さらに、自由診療を行う歯科医院や開業医ともなれば、平均月収は大幅にアップ。患者さんの間で「治療上手」と評判になったなら、その分、収入も膨らむことでしょう。これからの努力次第で、大きな成功をつかむのも夢ではないのです。
出店:賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
平成27年賃金構造基本統計調査を加工して作成
コミュニケーション能力が求められる小児歯科・高齢者歯科や、美的センスが 求められる矯正歯科・審美歯科……。歯科界では、女性ならではの適性を活かし やすい職場が増えてきています。実際に、2016年の歯科医師国家試験では、 合格者のうち女子が占める割合は約4割。男女合格者数の開きは、年々縮小 傾向にあるようです。
専門的な知識・技術を磨き上げ、それが国家資格で認められるのが歯科医師です。そのため出産・育児などで休職した後も、本人の能力次第では、職場への復帰や再就職も難しくありません。復帰後は、フルタイム・時短・パート・アルバイトなど、家庭の事情に合った雇用形態で働くことも可能です。子育てを優先し、午前中だけ働く女性歯科医師がたくさんいるようです。