2025.04.21

　4月18日(金)午後5時15分から332教室で2025年度第1回大学院特別研修セミナーが、開催されました。講師には、日本の医学研究を牽引してこられた第一人者であり、日本医療研究開発機構（AMED）前理事長、公益財団法人実中研 所長、そして慶應義塾大学名誉教授であられる末松 誠 博士をお迎えし、「グローバルデータシェアリングによる医療研究開発の課題克服」と題したご講演を賜りました。

　講演では、世界的な医療課題の解決に向けて不可欠となる「グローバルなデータ共有」の意義と実践について、末松先生ご自身が国内外で先導されてきた取り組みを通して、極めて具体的かつ情熱的に語ってくださいました。

　講演後の質疑応答では、多くの質問が寄せられ、予定時間を大幅に超えて活発な議論が繰り広げられました。参加者からは、「自らの研究をグローバルな視点で捉える契機となった」・「データ共有の意義と覚悟を実感した」などの声が相次ぎ、研究者としての使命感と探究心を新たにする機会となったことがうかがえました。

　当日は、大学院生・大学院担当教員をはじめ、学部教員を含めて約70名が参加し、今後の研究活動に向けた大きな刺激と学びを得る有意義なセミナーとなりました。