2025.01.17

　福島大学教職大学院で１月１６日（木）に小林初夫図書館長が「国語教育と方言」をテーマに特別講義をしました。現在の国語科教育では学習指導要領に基づいて、小中学校で方言を扱うことになっているが、方言主体の学習ではなく、共通語学習のための方言学習となっていることや、授業時数が少ないこと、教科書教材は全国共通なので、子どもたちにとってはなじみが薄く、親しみをもって学習できるものにはなっていないことなどの現状を指摘し、子どもたちが興味関心をもって、意欲的に学習に取り組むためには、地元方言の教材化や授業展開の中でさまざまな工夫や配慮をすることが必要であることを具体的に解説しました。講義後には活発なディスカッションが行われ、受講者は教材研究や授業実践に意欲を見せていました。