お知らせ
2024.12.18
小林初夫図書館長が、千葉県松戸市にある聖徳大学で12月14日に特別講義を行いました。テーマは「東日本大震災被災地における方言教育の取り組み」で、聖徳大学の玉懸元教授が担当する「日本語の方言Ⅱ」の学生が受講しました。震災と原発事故により、今もなお多くの住民が避難生活を送っている福島県は、長期にわたる避難生活により、地域コミュニティーの崩壊や世帯分離が起こり、方言の衰退が加速し、次世代への継承が困難になってきている現状を紹介し、そのような現状を踏まえ、方言の保存と継承を支援するためには、将来の地域社会と方言の担い手である子どもたちへの方言教育が有効であることを実際の授業の動画を使って解説しました。学生らは熱心にメモを取り、真剣な表情で受講していました。