お知らせ
2024.06.19
歯学部口腔病態解析制御学講座の玉井利代子教授に関する記事が、6月19日発行の「福島民報」第19面に掲載されました。骨粗鬆症治療薬の重大な副作用である顎骨の骨髄炎が起こると、日常の食事や会話に大きな障害となります。玉井教授らは、骨粗鬆症治療薬のアレンドロネートを用いて骨髄炎の起こるメカニズムの解明を目指しました。その結果、アレンドロネートが白血球のMyD88というタンパク質を増加させることを認め、このMyD88の増加が炎症反応を増強する炎症性サイトカインの産生を亢進することを発見しました。このことはMyD88の増加を抑制することが、顎骨骨髄炎の予防や治療につながる可能性を示唆するものです。