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[研究成果] 口唇顎口蓋裂児の術前矯正治療における誤嚥及び呼吸障害のリスクを口腔内スキャナーによる光学印象が、従来の方法に比較して低下させる可能性を明らかにしました。

2024.05.27

奥羽大学歯学部矯正歯科では、口唇顎口蓋裂児に対して哺乳機能の改善を目的とした硬質レジン製の哺乳床型口蓋床を用いた術前顎矯正治療を行っています。口蓋床を作成する際に口腔内スキャナーを用いた光学印象を使用することは、従来の印象材による印象採得に比較して誤嚥及び呼吸障害のリスクの軽減につながる可能性があります。岡崎智世講師、川鍋 仁教授、福井和徳教授らの研究グループは、口唇顎口蓋裂患者を対象に従来の印象と光学印象の精度を7名の片側性口唇顎口蓋裂患者で比較しました。その結果、光学印象は術前顎矯正治療において,印象材の使用による誤嚥や呼吸障害のリスクを防ぐ可能性と有用性を示唆する結果が得られました。

研究の詳しい内容は、以下の雑誌に掲載されています。

雑誌 Congenit. Anom. 63巻, 16頁–22頁 2023年
題名 Comparison of conventional impression making and intraoral scanning for the study of unilateral cleft lip and palate.
著者 Tomoyo Okazaki, Hitoshi Kawanabe, Kazunori Fukui.



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