お知らせ
2024.04.26
薬学部村田清志准教授は、郡山市を薬草(カンゾウ)の特産地とするため、郡山市と共に、企業、農家と栽培実験を行っています。また「薬都こおりやま」をキーワードとして市内高校のSSH活動をサポートしています(福島民報(3月9日記事)。カンゾウはほぼ全量を中国からの輸入に頼っており、カントリーリスクにより、葛根湯などの漢方薬が作れなくなる危険性があります。収穫まで3年以上かかるカンゾウを有効成分を担保した上で、より短期間で収穫できるよう、挿し木による水耕発根促進(※)、箱栽培、筒栽培などを進めています。また、未利用資源(カンゾウの未利用地上部、抗認知症成分を含むミカン果皮、ストレス軽減成分を含むキャベツの芯など)を抽出し、種々の活性試験を行い、有効活用と6次産業化を目指しています。