お知らせ
2024.04.10
新たな抗がん治療として、CAR-T細胞療法が注目されています。この治療法は、がん患者自身の白血球の中のT細胞を取り出し、その遺伝子を改変することで、がん細胞を検出し、攻撃するT細胞に変化させるものです。このCAR-T細胞の機能を低下させてしまうものに転写因子のNR4a1があり、同じ転写因子のAP1の活性化を抑制します。
歯学部の玉井利代子教授らの研究チームは、ビスフォスホネートの1つであるアレンドロネートがAP1の活性を高めることで、CAR-T細胞の機能低下を防ぐ可能性を明らかにしました。研究の詳しい内容は、以下の雑誌に掲載されています。
雑誌Experimental and Therapeutic Medicine DOI: .3892/etm.2023.12276 a 2024年題名Alendronate augments lipid A induced IL 1β release by ASC deficient RAW264 cells via AP 1 activation
著者Noriyuki Watanabe, Riyoko Tamai, Yusuke Kiyoura