お知らせ
2017.12.25
第4回教育研修・講演会が、12月20日(水)17:30~18:40に、第2講義棟第1講義室で開催されました。東北大学大学院医学研究科緩和医療学分野教授井上彰先生が「がんの治療と緩和ケア」のテーマでお話しくださり、がんと診断されてから緩和ケアが関与する事の重要性を強調されました。がん治療の早期から緩和ケアが介入することでがん治療中のQOLが高く維持され、抑うつ発症の頻度も低く、有意に生存期間が延長するエビデンスを示されました。最後に治療が困難な進行がんに対する目的は、がんの縮小ではなく、より良い状態をより長く維持する事であると話されました。 (教育研修・講演会委員長 井上忠夫)