研究紹介

HOME 研究紹介 体内時計の働きを整える薬物および食品成分の作用機構の解明研究

体内時計の働きを整える薬物および食品成分の作用機構の解明研究

機能形態学分野 守屋 孝洋 教授

研究内容

朝に目覚め、夜中になると自然と眠りにつくという24時間の生体リズムは、私たちの体の中に備わっている「体内時計」によって生み出されています。体内時計が正しく働く上ためには、朝に光を浴びて、適切な時間に食事をすることがとても大事です。しかしながら、昼夜逆転の不規則な生活を続けて夜中に光を浴びたり、夜食を長く続けたりすると体内時計の働きに異常が生じ、睡眠障害だけでなく、うつ病や生活習慣病、悪性腫瘍などの発症リスクを高めることが分かってきました。しかしながら、体内時計の働きを正常化する薬剤や機能性食品は未だ開発されていません。そこで私たちの研究室では、培養細胞やマウスを用いて、多くの薬物や食品の中から体内時計の働きを高める成分を見つけ、そのメカニズムを明らかにすることを目標に実験を行っています。

キーワード:体内時計、睡眠、時計遺伝子、時間薬物治療、時計と癌


今後の研究予定

具体的には以下のサブテーマを行っています。

 サブテーマ1:体内時計の働きを整える新しい食品成分の探索研究

 サブテーマ2:ラクトフェリンによる中枢時計・視交叉上核の光シグナル伝達促進作用の解析

 サブテーマ3:クレチン病モデルマウスにおける体内時計機能変化の解析

 サブテーマ4:上皮成長因子(EGF)シグナルによる体内時計かく乱作用の解明




インフォメーション

奥羽大学

〒963-8611
福島県郡山市富田町字三角堂31-1
TEL.024-932-8931